教林坊は、推古13(605)年に聖徳太子によって創建されました。 寺名の『教林』とは太子が林の中で教えを説かれたことに由来し、境内には「太子の説法岩」と呼ばれる大きな岩とご本尊を祀る霊窟が残され、『石の寺』とも呼ばれています。
白洲正子さんは、昭和44年1月に来坊され、『芸術新潮』に連載の「かくれ里」で教林坊を紹介されました。昭和46年に出版された『かくれ里』は、今なお色あせることなく日本の自然と歴史、伝承の美しさを名文で伝えています。
白洲正子『かくれ里 石の寺』より ~かつては観音正寺の末寺が三十以上もあり、繁栄を極めたというが、現在は教林坊というささやかな寺が一つ残っているだけである~ ~ここで私の興味をひいたのは、慶長時代の石庭で、これが中心の庭になっているのだが、いきなり山へつづく急勾配に作ってあり、よく見ると、それは古墳を利用してあるのだった~ ~その石室の巨大な蓋石を、そのまま庭石に使ってあるのだが、不自然でなく、日本の造園の生い立ちといったようなものを見せられたような感じがする・・・・・
この「教林坊」が、紅葉のシーズンの11月1日から12月10日までの毎日公開され、11月15日から12月5日の期間にはライトアップされます。
公開日時 2018年11月1日(木)~12月10日(月) 9:00~16:30
ライトアップは11月15日(木)~12月5日(水) 17:30~19:00
場 所 教林坊 滋賀県近江八幡市安土町石寺1145 (当ホテルから17キロ、お車で約30分)
拝 観 料 大人500円 小中学生200円 ライトアップ期間中は昼夜共に 大人600円 小中学生200円
その他の「教林坊」の情報は➡ https://kyourinbo.jimdo.com/